第4章 学園に通います。ということで、キャラチェンジ☆

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『詳しくは教えられないけど……僕は《代償属性》持ちだ。だから、日常生活に大きく支障をきたす。前に一度、辺り一面を更地にしてしまったことがあってね。それ以来、常に気を張り続けなければならなくなった』 まさかそこまでとは思っていなかったのか、【風帝】は息を呑む。 『今はなんとか抑えてはいるけど、感情が制御出来なくなって抑えがきかなくなったら終わりだね。そのためにも少しも肌を露出させる事は出来ないし、声も発さないよう《念話》で意思の疎通を図るようにしている』 しばらくは唖然としていたが、やがて気を取り直した【風帝】は神妙な表情で頷いた。 「事情は把握致しました」 『これを知るのは両親と保護者であるイル…ギルドマスターだけだ』 「実のご両親、ですか?【炎帝】…ギルドマスターが貴女の親代わりの様でしたのでてっきり……」 5歳の時には引き取らせ…ゴホン、引き取って貰ったからな。 『そう勘違いするのも仕方ないことだけど、たまには実家にも帰ってるし……』 うん、なら問題ないよね!
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