第4章 学園に通います。ということで、キャラチェンジ☆

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『ま、まあ兎に角、そういう訳だから配慮を頼むよ』 「はい、承知致しました。ではそのように」 よし、喧嘩売られたら後処理は押し付けよう。 「それにしても、苦労なさいますねぇ。《代償属性》持ちとは」 《代償属性》ーーそれは無属性保持者の中でも特に強力な力を持つ者の弊害。 《代償属性》はその他の属性と枠組みが違うもの。 無属性のように純粋な属性ではないが、その存在は何処か(いびつ)で影響が強い。 そのため、抑えていても勝手に働く力が何らかのデメリットを与える。 強力な力を何の弊害もなく使える訳がないのは当然だ。 力が強ければ強いほど、それを帳消しにするために世界の意思が作用する。 世界とは、世界神がそれぞれ統括する個々のことではなく、もっと全体的なもの。 どれほど高位の神であろうとも抗うことすら出来ない【原初の理】とも言うべき絶対のことだ。 世界は決して不必要で過剰な不平等を良しとしない。 ゆえに、上から数えてすぐの高位神である私でもその理から逃れる事は出来ないのだ。
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