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「マジでビビった!ジェットコースターって、こんなに怖かったかしら?」 「加速度がハンパないって!Gが下っ腹にガツンときたな」 「落ちる前の一番高いところから、遠くに富士山が見えたよね」 「なんで、そんなに周りを見る余裕があるの?」 先ほど乗ったばかりのジェットコースターの近くにあるフードコートで、四人は昼ごはんを食べていた。 白いプラスチック製の丸テーブルにはホットドッグにピザにハンバーガーにラーメンが並んでいる。 丸テーブルを囲むように、同じプラスチック材でできたチェアに座って、楽しそうにめいめいの食べ物にかぶりついては笑い合う姿は野菜不足が心配だが、若者が青春を謳歌しているの図そのものだ。 どきどきゴゴーッとジェットコースターが走り回る音と一緒に大きな悲鳴が響いて、遊園地でダブルデートする若者たちの気分を盛り上げていた。 「それにしても、シティハイランドパークに来るの久しぶりだな」 「そうね、私は小学校五年生に来て以来だから、えっと、五年ぶりかな」 「いや、今おれたち高二だから六年ぶりだろ」 「そっかそっか」     
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