人ならざるも人が如し

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 魅麗は今日もツイッターを巡っていた。趣味の人たちとのお喋りはとても楽しい。ツイッター上の文字のやり取りだが、それは彼女にとっての心の癒やしである。しかし、今日はいつもと目の色が違った。人の肌が恋しかった。  彼女にとって、ツイッターは趣味友との遊び場であり、肉欲を満たす場でもあるのだ。今までも何人も、いや、何十人もの男たちを誘っては美味しく頂いてきた経歴がある。後腐れなし。一度限りの関係を何度も何度も繰り返してきた。彼女はそういう存在だった。  今日のターゲットが決まった。自称20代のサラリーマン。やたら「モテたい」を連呼しているので、よほどの非モテ男子なのだろう。でも、コスプレをしているので、実は見た目が悪くないことは知っている。純粋に自信がないタイプだ。  こういうタイプは押せば必ず落ちる。楽勝。今までもじっくりと、今期深夜アニメについてトークを続けてきたので、信頼度も低くない。会う為の下準備は万全だ。  魅麗は、ツイッターネーム・碧にDMを飛ばした。二つ返事だった。
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