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碧との待ち合わせ場所に、5分前に到着。化粧は控えめ。こっちのほうが相手の食いつきがいい。まずは夕飯にパスタ。その後にお楽しみの予定。もちろん直接は伝えていない。がっつき過ぎると逃げてしまうことが多い。じっくりと攻める。
リアルに会ってみると意外と背が低かった。よくあることだ。気にするほどではない。パスタとワインを楽しみつつ、アニメの話題でトークが弾む。普段からネット上で会話しているので、ここで問題はない。
盛り上がってきたところで食事を切り上げる。余韻を残す。このあとのことは、まだ言葉にはしない。相手から言ってくれば楽だが、非モテでは無理。このパスタ屋から駅までの通り道に、ラブホ街がある。そこにグイグイと引っ張っていく。
女性から誘われて嫌がる男はいない。そもそも、ここで断る男はご飯に誘っても無視するだろう。男だってちょっとは気があるからOKする。その確信があった。
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