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ラブホの部屋まで連れ込めば、もうあとはこっちのものだ。先にシャワーを浴びてくるように促す。非モテは素直に行く。ちょっと遊んでいる男だと、一緒に入ることを誘ってくることも多い。その時は断るわけにもいかないのが難点。
あちらがシャワーを終えれば今度はこちらの番。これから汗をかくから軽めにしておく。
そろそろ我慢も限界だ。ベッドに潜り込み、ソッと体を寄せる。緊張しているのが肌から伝わった。男でも、こういうのは可愛いと思う。碧がなすがままにされる体勢なので、布団の中でがぶりと相手に噛みつき、そのままチュウチュウと吸った。
苦悶の声。次第にそれは弱々しくなっていく。わけもわからぬままに、まさか肉を吸われてしまうとは碧は思いもよらなかったようだ。ホテルの部屋には、魅麗の肉を啜る音だけがジュルジュルと響く。碧は骨と皮だけになった。
「ごちそうさま。やっぱ、一ヶ月に一回は男を食わないとね」
口元を拭いながら魅麗は満足げだった。
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