第1章 第2の冒険? そのお味は?

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カイアさんが浄化から戻ってきて、依頼の後金を渡した後、私たちは同じ席に着きいろいろと話し合った。 今回の反省会……? いや、思い出話か。 皆、初めての冒険で浮かれていたのかもしれない。 そんな中、初めての報酬で装備品を買ったり、道具を揃えたり、朝食の後はみんなそれぞれの時間を過ごした。 そう、私はと言えば……。 やっぱり素敵なカイアさんを見て、自分磨きを行おうと思った。 つまり、お風呂に向かったのだった。 「絶対、カイアさんより可愛くなってやるんだから。」 と言いつつ、希少な石鹸で体をゴシゴシ何度も洗っていたの。 けど、石鹸使ったから余計と肌が荒れてしまった。 お風呂から上がると、荒れた肌が冬の風でひりひりする。 「う~、やっぱり石鹸で洗うのはよほど汚れた時ぐらいにしよう。」 私は心に固く誓った。 その後、共同の物干し場へと向かい、昨夜干しておいた服を取り込んだ。 洗濯物を部屋に持ち込みたたんでバックパックにしまう。 それが終わると、再びみんながいるであろう1Fへと降りて行った。 すると、円卓ではウィムさんが獣皮紙を広げ、それをみんなが覗き込んでいた。
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