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その後ジェニス君もサインをする。
「フィリプ兄とか、力が有りそうだよなぁ…。
あれ?
フィリプ兄は何処だ?」
ジェニス君はやっとフィリプさんがいないことに気が付いたみたい。
「そうね。いっそ荷台を借りて移動した方がいいのかしら……。
孤児院ってどのくらいの子がいるか、知ってる?」
「う~ん、どれくらいいるんだろう?
数えたことないや。」
それでもウィムさんが想像するほど大げさなものではないと思うよ。
「いっそソリとトナカイさんでも良いよねっ!
フィリプお兄さんか、見るからに力持ちっぽいし良いよねぇ‥‥‥。」
リオさんもやる気満々だ。
「お、良いなぁそれ。
楽しそうだ。
俺トナカイを着てみたいぞ!
だろ?
フィリプ兄の筋肉スゲーんだぜ!」
ジェニス君もはしゃいでる。
「そうだろうな、きっと重い物も軽々なんだろうな……。」
リオさんが少し元気なさげだ。
「詳しい話や費用は受け取りに来て欲しいそうだ。」
盛り上がっている私たちの横からおやじさんがそう言った。
「おやじさん。
わかったわ。
ありがとう。
じゃあ聞きに行かないとね。
……皆で行く?」
ウィムさんやる気満々。
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