第1章 第2の冒険? そのお味は?

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「カイアさんとフィリプお兄さんは誘う?」 リオさんが、ふと思い出したように言った。 「もちろん誘うわよ。」 ウィムさんが当たり前と言わんばかりに言う。 確かにこういうお祭りごとってテンションあがるよね? 「俺、行く行く!! 衣装を着るんだ。」 ジェニス君は、ウィムさんの手を掴んですぐにでも孤児院に行きたそうだ。 「じゃ、私フィリプさんを探してこようか?」 探しに行くと言う口実で、ジェニス君へのプレゼントを買いに行こうともくろんでみる。 「おう、マロン。 フィリプ兄は頼んだぜ。」 良し、もくろみ通り1人行動ができる。 私は心の中でガッツポーズをする。 「うん、じゃ探してくるね。」 そう言うと、私は店を後にする。 先ずはフィリプさんを探そうかな? どこに行ったのかな? ……そんなことを考えながら、いつも居そうな中央公園に足を向けた。 しばらく歩くと、中央公園だ。 やっぱりクリスマスシーズン、カップルさんがいっぱいだ。 そんな中私はフィリプさんがいないか、ぐるりと一回りしながら探す。 「う~ん、いないな。」 ここ以外にフィリプさんの居そうな場所思いつかないな。
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