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じゃ、ジェニス君へのプレゼントを探しに行ってみようかな?
私はそう考えて、商店街に向かった。
ジェニス君はどんなのだったら喜ぶかな?
商店街にはいろんなお店が並んでいる。
いろいろあって目移りしそうだ。
「玩具って、好みが分かれるし……。
う~ん。」
ショーウィンドウに並ぶ、玩具を見ながら、唸っていた。
「う~ん、やっぱりもっと実用的なモノがいいかな?」
私がふと視線を移すと、かわいらしい毛糸の手袋が目に入った。
「あ、これいいかも?」
これからの季節、毛糸の手袋は重宝する。
旅に出る時なんかはあったかいもんね。
私は毛糸の手袋が飾ってある服飾店に足を向けた。
中に入ってみると、色んな服が並んでいる。
その一角に、毛糸モノのコーナーがあった。
私が眺めていると、店員さんがやって来た。
「いらっしゃいませ。
この時期は毛糸の商品人気ですよ?」
「どんなのが人気ですか?」
「そうですね、こちらの手袋なんかはお勧めです。」
と言って、コーナーの一角から、かわいらしい毛糸の手袋を取り出した。
私は思わず、これだ!
と思った。
「じゃ……それ……。」
それでお願いしますと言いかけて、もうひとつ目に留まったものがあった。
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