第1章 第2の冒険? そのお味は?

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じゃ、ジェニス君へのプレゼントを探しに行ってみようかな? 私はそう考えて、商店街に向かった。 ジェニス君はどんなのだったら喜ぶかな? 商店街にはいろんなお店が並んでいる。 いろいろあって目移りしそうだ。 「玩具って、好みが分かれるし……。 う~ん。」 ショーウィンドウに並ぶ、玩具を見ながら、唸っていた。 「う~ん、やっぱりもっと実用的なモノがいいかな?」 私がふと視線を移すと、かわいらしい毛糸の手袋が目に入った。 「あ、これいいかも?」 これからの季節、毛糸の手袋は重宝する。 旅に出る時なんかはあったかいもんね。 私は毛糸の手袋が飾ってある服飾店に足を向けた。 中に入ってみると、色んな服が並んでいる。 その一角に、毛糸モノのコーナーがあった。 私が眺めていると、店員さんがやって来た。 「いらっしゃいませ。 この時期は毛糸の商品人気ですよ?」 「どんなのが人気ですか?」 「そうですね、こちらの手袋なんかはお勧めです。」 と言って、コーナーの一角から、かわいらしい毛糸の手袋を取り出した。 私は思わず、これだ! と思った。 「じゃ……それ……。」 それでお願いしますと言いかけて、もうひとつ目に留まったものがあった。
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