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「ここは寒いですし、カフェにでも入りましょうか?」
と言って、フィリプさんの手を掴んで近くのカフェに入る。
カフェに入るとやっぱりここもカップルだらけ。
部屋の暖かさより熱々カップルさんが大勢いるよ。
私は、空いているテーブル席を陣取ると、先ずはフィリプさんに何を頼むか聞いた。
「何頼みます?」
なんだかカップルだらけだから、ちょっと目のやり場に困る。
「俺はカフェオレで。」
私を不思議そうな目で見る、フィリプさん。
そんなに挙動不審かな?
「じゃ、私も同じものでいいや。」
どっちにしても苦いの飲めないし。
店員さんを呼ぶと、カフェオレを2つ頼む。
注文の品が届くまで、ほんのわずかな時間なのになんとなく間が持たない。
周りはカップルだらけだから余計と落ち着かないよ。
そわそわしながら待つこと5分。
やっと注文の品がテーブルの上に置かれた。
フィリプさんが、砂糖を取ってくれた。
私は、とりあえずスプーン3杯分の砂糖を入れ、かき混ぜる。
フィリプさんはそのまま、コップに口を付けた。
良し、切り出すなら今だ。
私は意を決して、フィリプさんに話を切り出した。
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