2 俺の解説

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2 俺の解説

雨の音に混じりながらも、その音はハッキリと聞こえる。 「コン。コン。コン。コン。」 その時、俺は本気で死を覚悟した。 TVやネットのある記事でしか見た事や聞いた事しかなかったものが今、現実に。 だが、俺は今、「音」しか聞いていない。例えばだが、俺がもし主を見てしまったとする。だが主が俺に気付いていないなら、まだセーフだとは思うが、もし、主が俺に気付いてしまった場合は、主は俺を殺さなければならない。なぜなら、呪いの効果が無くなってしまうからだ。 先ほども言ったが、俺は今、「音」しか聞いていないし、主は見ていない。もちろん主は俺が家の中にいるのは分かってはいても、俺の姿を見ている訳ではない。なので、俺は殺されない?。などと頭の中で必死に考える。が、あの音は一向に止まず、ずっと聞こえてくる。 だが、なぜ俺がターゲットに?。何かしたのか、それとも知らぬ間に誰かを傷つけてしまっていたのだろうか。考えたが思い浮かばず、まさかとは思ったが、考えにくいような妙な考えをしてしまう。
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