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8がつ15にち
タローがきのうからずっとないています。
うるさいからおくすりのませたらしずかになりました。
ママのてがやわらかくなってきもちいいな。
ん?何かおかしい。
笹川は違和感を感じた。背中に冷たいものが流れる。
8がつ16にち
ママがとつてもくさいです。
むしがいっぱいです。
もうママもいりません。
どういう事だ??
そう言えばここの子供はーーー
そう思った瞬間、部屋が静かなことに気がついた。
いつの間にか鑑識も部下も誰もリビングに居ない。
部屋には笹川1人だけになっている。
「皆、どこへ行った?」
ボソッと一言呟いた。
。。。ガタッ。物音がした。
「誰だ?」
笹川が低い声でそう言うと、キッチンの奥から小さな男の子が現れた。
白い肌で坊ちゃん刈りの男の子。
少し青い顔をしているように見える。
「どこに居たんだ?君、名前は??」
男の子は笹川に近づくとーーー。
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