第1章 壊してやりたい

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いつからだろう、自分にかけられる些細な言葉が嬉しいと感じるようになったのは。 いつからだろう、その所作を目で追うようになったのは。 いつからだろう、その姿を見るだけで心臓を鷲掴みにされたような苦しさを覚えるようになったのは。 いつからだろう、自分だけを見てほしいと思うようになったのは。 いつからだろう、 …周りのものをすべて壊して、自分に依存させたいなんて狂暴な想いを抱くようになったのは。
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