プロローグ

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俺は自分の世界に他人が入ってくるのが嫌だった。 俺を見た人は、皆「憐れみ」を込めた言葉をかけてくる。 それが俺は堪らなく嫌だった。 お前たちと俺を別けるものはなんだ? 何が違う? どうして同じ「人」として扱わないんだ? それが悔しくて、もどかしくて…… ドロドロと澱んだ気持ちが尚更苛立ちを募らせた。
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