君の景色と僕の音

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突然夢を絶たれた俺は生きていくことに何の価値も感じてはいなかった。 「どうして俺がこんな目に......」 自分の中に出来た絶望感だけに縛られていた。 絶望の最中に励ましてくれた人にも俺は強く当たり散らした。 そうしなければ自分を保っていられないような気がした。 すぐに怒鳴り、それまで親しかった友人たちは次々に離れていった...... そんな時に出会ったのが馨だった。 駅のホームに降りようとした時、俺は上がってきた人とぶつかり倒れてしまった。
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