本当のあとがき

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本当のあとがき

 気付けば本編完結から10日が経っていました。  完結して気持ちが楽になるかと思いきや、やりたい事がどんどん増えて、次に進みたい気持ちだけが先走りをし、なんだか落ち着かない日々でした。  現在、前作の「頼むから黙って、ただ愛させてくれ」の修正を行っております。当初の予定では2、3日で終わらせるつもりだったのに、思いのほか難航していて困っています。私はとことん予定の見通しを立てるのが下手なようです。  予定通りにいかなかったのは本作も同じで、ほぼ1年を費やしてしまいました。  BL小説のイベントに参加したいと始め、募集期間中に完結しないという大失態。何のために書き始めたのか、本末転倒です。  でもSequence1を作成している段階で、これは3ヶ月では終わらないなという予感はありました。プロットを立てた時点で登場人物が35人、制作中さらに増えて最終的には43人。簡単にまとまるわけが無い。  会話や表現に悩まされた場面、調べ物が多く先入観を壊す日々。苦労しましたが、振り返ると今はどれもいい思い出です。  「頼むから~」の続編をこんなに早く書くつもりはありませんでした。いずれは瑠珂の仕事を踏まえた作品が書ければいいなあ、とぼんやり考えていた程度で。  イベントに参加するにあたりいくつか新作ネタを考え、本作はその中の最終候補でした。だって私、映像業界のことがまったく分からない。一朝一夕で手が出せる代物じゃない、焦るな慎重にいこう……そう自分に言い聞かせていたのに、ある展開をひらめいてからは抑えが効かなくなり、書きたいという気持ちが大きくなりました。  その展開については本編に登場させておりません。これからサイドストーリーの短編でネタばらしをしていく予定です。  なんて意気込みだけはあるのですが、前述の修正作業に手間取っていてまだ手を付けられない状態です。面目ない。。。  また時間がかかってしまうかもしれませんが、今のままでは不完全燃焼なので完全完結を目指してまた頑張りたいと思います。  書き出すと長くなる、簡素にまとめられない、これが私の文章の特徴でして、こんなくどい文章にお付き合いくださる読者の方々には本当に感謝を申し上げます。  そろそろ1000文字になるので、本編については次ページでもう少し語ります。
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