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『有料チャンネルなってから人減り過ぎワロタ』『アンチ乙。金も払えないガキにミカ様のお姿を拝む権利なんてねーから』『今日何するん』
「喧嘩は駄目だおー。みんな仲良くね。今日ものんびりゲーム配信だから、つおいお兄ちゃんたちがミカを助けてくれるの期待―」
俺は前もって用意していたゲーム機を準備して、ミカちゃんが部屋番号を教えてくれるのを待った。部屋立てが終わったら速攻で番号を叩いて凸る。ミカちゃんと共闘が出来た日は安眠確定だ。
『全裸で3DS待機余裕ですた』『部屋番はよ』『ミカ様で見抜き、いいすか』
「溜まってるってやつなのかな……しょうがないにゃぁ、じゃないからね。露骨にえっちいのは禁止です。あ、最新の配信クエきてる。これの報酬美味しいの? 教えて教えて~」
『オトモのコラボのやつ』『見た目装備だけどミカ様好きそう』
「オトモの着せ替え出来るならやる価値ありあり。ん、部屋作ったお。映像つなげるね」
ミカちゃんの画面がバラエティ番組のワイプのように小さくなり、ゲーム画面がメインに切り替わった。俺はテーブルの上に並んだ缶ビールを片手にゲームを構え、ミカ様の声に合わせてボタンを押し、入室ボタンを連打した。
「最近、引っ越したばかりで疲れてるから、今日はそこそこで終わるからよろしくぅ」
『ライが入室しました』
よっしゃあッ!
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