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いや、それよりも遅すぎるだろ。
俺は、ミルシィにまで合図を送り同時に魔法を発動した。
「雷となれ【瞬雷】」
「光となれ【瞬光】」
俺はばじっと音を立てその場から移動し、ミルシィは一瞬ピカッと光、その場から姿を消した。
「なんだと!?どこへ消えた!」
「流石に速いね」
これで、速いって言ってたらついてこれねーぞ?
俺とミルシィは炎帝と風帝を挟むようにハンドガンを構え、放った。
「風帝!」
「任せて!風よ、吹き荒れろ【風壁】」
風帝と炎帝を包むように風が集まり俺たちの攻撃を受け流した。
ちっ、めんどくさい魔法だな。
俺はミルシィと合流し、作戦を話した。
「ミルシィ、よく聞け。あの、壁は生半可な攻撃じゃいなされる。」
「…だね。どうするの?」
「俺のもう一つの武器の方を上手いことあの壁の中に入れれば、仕留めれるんだが…。」
「…なら、任せて」
俺たちが作戦を話し合っていると前方から熱を感じ俺たちは咄嗟に、横に飛んで避けた。
「戦闘中に話し合いとは、余裕だな!」
ここは、ミルシィを信じるしかないな。
俺は、とりあえずミルシィの援護をしとけばいいか。
俺は、ハンドガンを腰のホルダーに装着し壁へと突っ込んだ。
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