だから私は笑うんだ

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「…うぅっ…」 抱きしめる力が少しだけ強くなり、私の髪に顔を埋めて 「……行くなよ…    ……そばに居てよ……」 切な気な声で囁いたーーー。 「……うぅっ…、憲司ぃ~」 彼の名前を呼びながら、 その背中に私も両腕をまわす。 「…憲司ぃー 憲司ぃー」 泣きながら彼に抱きつく私の背中を、彼の腕が優しく包み込むーーーーーー    
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