3人が本棚に入れています
本棚に追加
「柊南様!」
「柊南さん!!」
勢いよくこちらに視線を向けた二人にちょっとビビる。
「討論ならいいけど、口論はほどほどにしろよ?」
そう言うと二人はさっきまでの口論を思い出したのか、小さくなって頭を下げてきた。
「申し訳ありません柊南様!口論などとはしたない場面を…」
「御前に気づかないなど弁明のしようもありません…」
「怒って無いから。頭上げろ」
本当に、怒ってはいない。呆れてはいるけれど…。
「いつも言ってるが口論はほどほどに。この場では立場の上下関係はない」
「はい…」
「気を付けますわ…」
ボーデンの言葉に縮こまる二人。
「んじゃこの話は終わり。全員そろったし、そろそろ会議始めようか」
その場の雰囲気を変える為に手を叩いてからそう言った。
最初のコメントを投稿しよう!