幹部会-1

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「柊南様!」 「柊南さん!!」  勢いよくこちらに視線を向けた二人にちょっとビビる。 「討論ならいいけど、口論はほどほどにしろよ?」  そう言うと二人はさっきまでの口論を思い出したのか、小さくなって頭を下げてきた。 「申し訳ありません柊南様!口論などとはしたない場面を…」 「御前に気づかないなど弁明のしようもありません…」 「怒って無いから。頭上げろ」  本当に、怒ってはいない。呆れてはいるけれど…。 「いつも言ってるが口論はほどほどに。この場では立場の上下関係はない」 「はい…」 「気を付けますわ…」  ボーデンの言葉に縮こまる二人。 「んじゃこの話は終わり。全員そろったし、そろそろ会議始めようか」  その場の雰囲気を変える為に手を叩いてからそう言った。
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