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sideボーデン
前々から柊南の狙っている者がいることは知っていた。
柊南本人の警護は自身が執り行い、協会全体の警備案も見直している途中。
それ故に本部に持ち込まれるものは全て検査されていた。協会長の柊南も例外では無い。
それにも関わらず、魔術式のかかった書類が届いたという事は、どこかに手引きした者がいる。
とてもじゃないが表沙汰には出来ない大失態。
早々に見直しを終え、裏切り者を始末しなければならない。
抱えている男にそこまでの魔術力はないし、元老院に属する下っ端。上位の者なら下位の貴族を言い包めることが出来るだろう。
それは元老院のどこかに、柊南を操り人形にしようとした者がいるという事の証明。
元より信用など無いが、体良く叩き潰す口実が出てきた。黒幕が他にいても問題は無い。
「それごと叩き潰してやる」
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