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幹部会-1
麗らかな日も降り注ぐ、晴天の午後…ではなく。
草木も眠るような時間帯にそれは行われる。
空間を切り取り。特定の人物しか入れないように設定する。
まだ全員が集まるまでは時間があるだろうと、ボーデンが淹れてくれた紅茶を片手に今日の議題についての資料に目を落とす。
「ぅあーねっむい」
「もーだからお昼寝したら?って言ったじゃないの」
漆黒の闇の中から声が聞こえたと思うと、まだ幼さの残る顔立ちをした二人が現れた。
「お疲れさん」
「「柊南!!」」
こっちに気づかず、通り過ぎそうになっていたので声をかけると勢いよくこちらを振り返った。
その息の合いように思わず笑いがこぼれる。
「くくっ…二人が一番乗りなのは珍しいな」
笑っているのに気付いたのか二人の頬は膨らんでいた。
「柊南、明かり位付けておけ」
「んあ?」
背後からそう声をかけられて、やっと明かりを付けていなかった事を思い出した。
(普段から暗視の魔術使ってる弊害だな…)
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