幹部会-1

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 パチンッと指を鳴らして議場の明かりをともす。 「わり、忘れてた」 「まったく。二人も、こんな時間なんだから暗視の魔術くらいは使え」 「「はーい/はい…」」  ふてくされたように返事をするオスクリタと、対象的にしょんぼりと返事をするルーチェ。 漆黒のお揃いのローブに赤い瞳。対照的な黒髪に白髪。  多少背は伸びた気がしなくもないが…
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