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モサ男さんの一件以来、紫津木は、毎日のように来ている。
学校→仕事(仕事が無い日は、遊んでるのかな?)→家
だったのが、
学校→オレの家→仕事→家
になったらしい。
今日も、もちろん来ていて、ローテーブルに宿題を広げている。
仕事先で宿題をしてると、葵さんに叱られるらしい。
昨日は、何だったかな……『喉渇いた!』が、第一声だったような……。
どうして来てくれるのかな……。
訊いてみたい。
けど…訊いたら、もう来てくれなくなるような気がして。
オレみたいな奴……正義感強そうな紫津木が、一番嫌いな種族なんじゃないのかな……?
でも、この時間が心地良くなっているのも事実で……。
いつまでも、続いて欲しい。
だから、はっきりさせるのが怖い。
曖昧な関係でも、紫津木の傍にいたい。
「如月……?」
ハッと紫津木の顔を見る……ていうか、ずっと見てた?!
「また、オレの顔見て考え事してた?」
しょうがないな_みたいな表情で、クスッと笑う紫津木……。
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