その時、214号室に入ると…

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 そのリビングには、腹部をナイフで刺されて倒れ、グッタリしている男がいた。 「この人が、どうしても一人で死ぬのはイヤだと言うもので……」  彼女は男の腹部からナイフを抜くと、正志の腹部を刺した。  そしてナイフを正志の腹部から抜くと、 「せっかくだから、私もご一緒するわ……」  自分の腹部を刺し、男に抱きつくように倒れた。  正志は薄れていく意識の中で…… 「どうして僕が……」
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