1人が本棚に入れています
本棚に追加
しかし、すぐにギルティアは表情を戻した…今はそれどころではないのだ。
異形は、その反応の方へとまっすぐに向かっている。
確かに、ワールドコアの影響範囲内に入る事が出来れば、アクセスによって一気に決着をつける事が出来るかもしれない。
しかし、宇宙群内部の世界、宇宙に侵入される前に決着をつけられなければ、大きな被害が出る危険もある。
ギルティアが、静かに頷く。
「…急がなければ!!」
出来る限り宇宙群の領域に入る前に…そして、領域に入ってしまったらアクセスを発動して急いで決着をつける必要がある。
…そう、急がねばならない。
直後、確認されていた異形の一団がエルヴズユンデの射程に入る。
「…一気に行きますよ、エルヴズユンデ!!」
ギルティアの言葉と共に、エルヴズユンデは眼前の異形へと襲い掛かった…。
続く
最初のコメントを投稿しよう!