Album

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写真が苦手だった 人と関わることが苦手だった 感情表現が苦手だった 狭い世界で生きてきたあの頃の自分 ふと開いた卒業アルバムに心を痛める日々 「つまんなそうな顔。もっと笑えよ」 写真の中の無表情なコイツに投げかけるんだ 「おいお前、楽しいか?」 学生時代に戻れたら なんて妄想はいつまでも絶えない もし、やり直せるとしたら最高に楽しんでやる 自分で自分を惨めだと思わないように 与えられたチャンスを貪り尽くしてやる 学校に行きたくないと言ってるそこのお前 何なら俺とかわってやろうか? 「もう、手遅れなんだよな」 俺は青春を知らない 知りたいと願っても叶わない 人生一度だけでいいから味わってみたかった 何者にもかえがたい「青春」を
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