黒猫

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バレンタインデーに一緒にチョコレートを作ろう! と、えっちゃんが私の部屋を訪れた。 キッチンで湯せんの準備をしていると、ベランダのある部屋にいるえっちゃんに呼ばれた。 「板本ちゃん、黒猫がいる」 「…それはあれか?生きてない奴か?」 「うんそう。懐いてるよ、板本ちゃんに」 その頃私の夢には、やたら黒い猫が出てきていた。 どこから連れてきたのかは知らないし、別に霊障もないらしいが… 「チョコレート切って…」 「うん。あー、一匹じゃないわよ」 知らん!
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