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朝もまだ薄暗い早朝の4時に私たちは家を出た。
わたし、彼、紀子、K、さえの5人を乗せて、キャンプ地へ向かう。
Kは寝坊し出発が少し遅れたが、皆キャンプを前にワクワクし誰も気にをとめる事はなかった。
わたしは、前日の体調不良から正直このキャンプを乗り切れるだろうかと少し不安があった。
途中、パーキングエリアに寄ったり、車中で寝たり、コンビニで朝ごはんを買うなど、それぞれ思いのままに過ごした。
高速を走り続けて3時間が経つ頃には、インターチェンジで降りて高速ではない道路を走る。
地元ではない遠くに山々が見える景色は、これからの数日を思うとワクワクせずにはいられなかった。
少しすると、田舎の大型のスーパーが見えてきた。
Kが、
「あそこで、買い物して行った方がいいんじゃないですか」
と、テンション高めに提案する。
みんな、賛成する前にKの提案に了承したかの様に彼が運転するわたし達の車は、そのスーパーに入った。
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