何度目かの初体験

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何度目かの初体験

世界は無情だただ適当な理由で男子校を選んだがためにこんなにも悲しい人生を歩むことになるなんて… 思ってもみなかった!あぁ神よ我に救いを… 「おーい貞夫?何考えてんだ?また夢か?」 「あぁそうだよ僕はまた何度目かの初体験を逃してしまったんだ…今日こそは出来ると思ったんだけどな。」 「はっ!ばっかじゃねぇの?お前は35歳まで童貞だよ!それで魔法使いになる!それが運命なのだよ!」 「無礼な!それは吉田の運命だろーてか俺は絶対高校生のうちに童卒するんだよ!」 「くっくっく憐れだなぁ同志よ、妄想は夢の中だけにしたまえハッハッハ!」 「…」 そんなくだらない会話を親友の吉田と交わしながらまた今日も今日とてピュア人生は過ぎてゆくのである。
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