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「あぁ~腹減った。もういいから行こうぜ?」
「一応これ持っていかない?」
不思議そうに紙を見詰めていた浩太は自分の駒と紙切れを持ってそう言った。
俺もそのつもりだったので自分のやつを持つと岳、智久、竜二も同様に持つ。
純は最後までめんどくさそうにしていたが、渋々その紙切れと駒に触れた瞬間――――――――
「なっ、なんだっ!?」
「うおおおおぉぉぉぉぉおおおお」
純と岳が叫び声を上げる中、突如教室内が眼が眩むほどの光に満ち始める。
そして、頭を鈍器で殴られたような鈍い衝撃が走ったかと思えば、俺の意識は一気に刈り取られた。
そして視界は――――――――――――――ブラックアウトした。
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