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そして、4階に近付いた時、あれ? と思った。
なぜか、その階が騒々(そうぞう)しいのだ。
「何かあったのかな……?」
その時、変な臭いがしてきた。
「えっ、ガス漏れ……?」
そして4階のドアに近付いた時、色々な人の叫び声が聞こえてきた。
「4階で何かあったんだ……。どうしよう……」
真知子が恐る恐るドアを開けてみると、煙が充満する中を逃げる人々がいた。
彼女が呆然としていると、一人の女の子が走ってきて、
「お姉ちゃん、助けてー!」
しかし、見ると足が無かった。
他の逃げ回ってる人達にも、足が無かった。
「ど、どういう事……?」
突然、女の子の顔が、恐ろしい顔に変わった。
そして真知子を引きづり込んだ。
「キャ――!」
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