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「メラトニンのやつは、ひとり息子のキャノンの英才教育とほざいて、おれのことを相手にしてくれないトンでもないゲス女だ」
自分は現在も数多く浮気をしていて、数人の愛人もいる自分の立場はさておいて、相手を責める思いが次々とでてきた。
日米首脳会談の開催である目的の文言は何でもいいのだが、とりあえず緊張する朝鮮半島問題にしといた。
さっそく、秘書のダニエル・イトウ氏に会談の手配をしてもらった。
いい加減な気持ちではじまった会談中も「夜のオモテナシ」が気になってしょうがなく、心あらずという感じだ。
そのため記者会見もダニエル・イトウ氏が大統領の代わりに急遽やる有様だった。
そして、とうとう我慢できずに会談後の懇親会は体調不良ということで中止にしてもらった。
さっそく、VIPルームにJ2000と共にベッドインして素晴らしいプレーを堪能した。
3時間が経過したのち、ベッドに腰かけながら一休みをした。
二ホン産のサケ「コシヒカリ」をゆっくりワイングラスで堪能しながら日ごろから良く出す言葉をつい口に出した。
「ジャップにこんな素晴らしいものが作れるとは」といった瞬間から気のせいかJ2000の目の色が警戒色「黄色」に変わったようだった。
次にメラトニン夫人のことを思い出しファックという単語を数回ほど発した瞬間に攻撃色「赤」が点滅しはじめた。「警告します。警告します」と警告音が大音量で響いた。
大統領は驚きながら、「イエローモンキーのおもちゃが何だ」がいった瞬間にJ2000は凄い勢いで大統領の首をしめはじめた。
「ギャー」と大声で騒ぎ、薄れゆく記憶の中で「すごい力だ」と思いながら、大統領は息をひきとった。
大統領とJ2000がいるVIPルームから出てきた叫び声を聞き、部屋の外にいた大統領の警護官は、大統領は一体全体どんなプレーをしているのかといぶかった。
そういえば大統領にいうのを忘れていたことがあることを大泉首相は思い出した。
「ファック、ジャップ、イエローモンキー」という単語をJ2000が聞いた場合、相手に対して最強の「殺人マシーン」になることを。
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