第1章 転生

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『大まかにはこんなところだ。なにか質問はあるか?』 「俺はどれくらい強くなってるんだ?」 いくら強くなったと言われても実際に力を使ってみないとわからないし、使いこなせなければ意味がない。 『魔力だ、無尽蔵といってもいい。お前の魔力量にかなう者はおそらくこの世界にはいない。』 つまり限界なく『エフェクト』を使えるってことか。 いくら強力な魔法でも当たらなければ意味がないし、一発で魔力切れを起こしてしまえばあとはいいようにやられてしまう。 際限なく強力な魔法を連発できるなら、それはほぼ無敵と言っていいだろう。 『そしてお前が使用していた魔法、 フラグメントローズ[掌の薔薇] キリングフィールド[焦土領域] の2つだ。』 なんかすでに名前がつけられてる… 「…2つ?俺の魔法は1つだけ…」 『お前は気づいてなかったかもしれんがな、我と戦っている時に覚醒状態になったお前は無意識に防御魔法を展開していた。 お前の間合い、半径約2m。お前に攻撃と認識されたものは物理・魔法問わず爆破され無力化される。 最も、我と戦った時は精度が不十分だったが…背後からや不意打ち、または見落として攻撃と認識できなかったものは爆破できていない。』 確かに触手の量が多すぎて全てを見切るのは無理だったが…ナルと戦っている時はナルを攻撃することしか考えておらず他のことは考えていなかった…。
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