第2章 遭遇

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話が早くて助かるな。ちょっとうまくいきすぎな気もするが… 覚えてないの一点張りじゃちょっと無理があるかと思ったが、記憶喪失ならこの世界のことを知らなくても誤魔化せるだろう。 下手なことを言わなければボロがでる心配もない。 「さっきも言ったがここは危険だ、なにもわからない状態で少し混乱してるかもしれないが君のような子どもが長居するべきではない。とりあえずはイスまで、それが嫌ならせめて街道までは送らせてもらうよ。」 この人意外と世話焼きだな…人当たりの良さは職業柄じゃなくて元々の性格なのかも。 断る理由もないし断ったところで聞いてはくれないだろう。 有無を言わさない雰囲気だ。
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