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ぼくは、すなおに友人の幸運をいっしょになってよろこんだ。
これまたサルベージでみつけたラクガキだらけの絶望マンガのような話だったら、主人公がお宝をうばいとっておわりといったストーリー展開になっていただろう。
しかし、ぼくにはそんな考えなどもうとうない。
友人の幸福を祝うことのほうが、どんなお宝を手にすることよりも、ぼくにとっての1%の希望たりえるのだ。
しかし、ユウラがこの希望のアルバムをみつけたことによって、ぼくらにあんな運命が待ちかまえていようとは、思いもよらなかった。
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