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「っあ……そこ…はぁ」
「ん?…ここ、か…?」
「あぁー、いい……上手になってきたねぇ」
下に寝そべる男の顔は気持ち良さそうに声を漏らして嬉しそうな顔をする
「ったく…どんだけ、硬いんだよ…アンタ」
「んっ……あぁ…イキそう」
腑抜けの顔でそんな事を言う男に、流石の俺も我慢が出来ずに力を強くした
「あっいたいいたい!」
「アンタが変な事言うからだろ!」
「えー、だって本当の事だよ?」
「~~~ただのマッサージにイクとか言うなっ」
「わ、分かった分かった…だから力任せに背中押さないでっ」
相当痛いのか、顔を歪ませてギプというように手をバタつかせる男…雅に俺は渋々許して背中から退く
昼飯を食べ終わった俺達は残りの時間で互いにマッサージごっこをする事になった
と言っても、俺は若いからそんなに凝ってない為に直ぐに済んだが
で、次は雅の番になりマッサージをしてた…んだが、コイツは肩から背中までガッチガチで硬すぎて解すのでも疲れる
なのに本人は変態じみた声を出すし、イクとかふざけるしでこっちの身が保たない
「…怒った?」
「さぁなっ」
「……ごめんね。ちょっとふざけ過ぎたよ…だから、嫌いにならないで?」
シュンと落ち込む姿の雅に俺はいつも弱いと思う
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