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さようなら現実社会!
これからよろしく、未来の嫁さんたち!
オレはもう、しこたまに第二の人生を楽しんでやるぜぇー!
やるぜぇーー!
やるぜぇーー……。
「……?! ガハッ ゴホッ!」
気がつくとそこは海岸だった。
オレは砂浜に突き刺さるようにして転がっていた。
あれから一体、何が……?
辺りを見渡すとロリ神が、なんて事は無く。
ひたすら無人だった。
付近には家屋も道も、何も見えない。
今見えているのは、砂浜に手つかずの森、散乱している流木やゴミくらいだ。
電線のひとつも、人工物の一切ない、島のように見えた。
「ハハッ、死にぞこなった……かな。いっそ死んで転生とかしたかったぞ」
不安に押しつぶされかけたせいで、声が自然と漏れた。
そしてこの時感じた予感は見事に的中した。
辺りを探索すると、ここはそれほど大きくない島で、人の姿は一切なかった。
民家のひとつ、船の一艘無い、忘れ去られたような場所。
そう、オレは無人島へと漂流してしまったのだった。
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