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4人はあたりを散策したが博史はいっこうに見つからなかった。
やむなくその日は諦めて帰っていった。
次の日、博史の家に4人は向かった。
事情を話して、家族の方に捜索願いを出してもらおうと考えていた。
玄関口に出てきた母親に事情を話した。
しかし母親は首をかしげた。
「博史なら部屋で寝てると思うよ。」
それを聞いた4人は母親を退け、走って博史の元に向かった。
博史の部屋に入ると、確かにベッドで誰かが寝ている。恐る恐る近づいてみると、そこにはいつもの博史が寝ていた。
博史を起こし話をしたが、昨日の夜の記憶がないらしい。
みんなで祠に行こうと話をして、車で山を登り始めた所までは覚えている。気がついたら今ということらしい。
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