第2話 魔神が目覚めた日

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力:21(63) 魔力:50(150) 敏捷性:30(90) 巧緻性:35(105) ※( )内の数字は補正後の実ステータスになります。 「……」 ステータスに一通り目を通した景は、ジョブなる項目に疑問をもった。 景のステータスに表示されているジョブは魔神。普通のRPGでいけば、ジョブは職業である。ナイトや戦士、僧侶などだ。暗黒騎士くらいならまだしも、魔神なるジョブが出てきたゲームを、景はついぞ知らない。 おまけに、称号には勇者やら魔神やらと明らかにチート臭がする文句が謳われている。 景があれこれ考え出したところへ、国王のしゃがれた太い声が響いた。 「各々の反応から察するに、自分のステータスの確認は終わったかの? では、ステータスの詳細について簡単に説明しようぞ」 アルシュバンが、ステータスについて語り出した。 国王の話をまとめると、こうだ。 名前の下にあるLvは、現在のレベルであり、敵と戦い経験値を稼いでいくとレベルアップしていく。 ジョブは、その人間のオフィーリアでの職業であり、ジョブランクと呼ばれるレアリティづけもされている。ランクはDから始まり、C、B、A、S、Z、規格外となっている。     
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