小さい頃

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―――… 「あーっ、コンビニ最高~♪涼しいしアイスあるし!冬はおでんでしょ~?僕、一生コンビニ暮らしでも良いやぁ♪」 この子は義人、私の弟。 私より二つ下で、性格は無邪気。 「何、冗談言っているのよ…買い物済ませたら帰るわよ。」 「おねーちゃん冷たい!ここのアイスより冷たい!」 対して私は、そんな無邪気とはかけ離れた姉。 私の返事を聞いて口を尖らせる弟を尻目に、私はメモ片手に目的の物を探していた。コンビニは食品だけでなく、化粧品とか…充電器や雑誌、漫画など様々な物が棚に並んでいて、これがあったら大体は不自由なく暮らせるんじゃ?と思わされた。 お弁当コーナーに着いたところで、弟がテトテトと急ぎ足で着いて来る。周りのお客さんは驚く人もいれば、クスクスと笑う人、邪魔そうな顔で不機嫌な顔を浮かべる人等、様々だ。 私は弟に向けて、ニヤッと口角を上げて見せた。 「ママが待っているから、そんな事言ったら言い付けちゃおうかなぁ~…」 「おねーちゃんズルい!!鬼!」 冗談だけど。 思いながら、商品棚へと視線を向ける。
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