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数日後
「一週間後から放課後学習が行われることになった!この放課後学習では苦手科目を中心に勉強することになる!もちろん、部活やアルバイトも考慮するから放課後学習日と重なる人は先生まで相談受け付けるから遠慮なく言うように!!」
反応は予想通り
科目スケジュールと希望アンケート用紙を渡し記入してもらう
相原はため息をつき記入し始めた
「記入し終えたか?後ろから回して前に集めろー」
全部回収し
「今日はここまで!皆気をつけて帰るようにな」
俺は職員室に向かった
芽々Side
担任の仙川が放課後学習とか訳わかんないこと言ってきた。
世界史の成績がヤバイことくらい理解してるけど高校卒業の単位さえ取れれば問題ないからほかの教科を落とさなければ単位は余裕
バイトもしなきゃだし勉強は夜中で睡眠時間は削られるけど・・・
学校の宿題と課題もやらなきゃだし
正直、放課後学習に時間とってる暇なんてないんだよな・・・
「相原さん、私たちこれから遊びに行くんだけど一緒に行かない?」
「答え分かってんのに聞かないでもらえる?」
クラスメイトと関わらない・・・
今までそうして生きてきたから
「この子転校生なんだから優しくして!!」
「転校生と優しくすんのって関係あんの?人それぞれじゃない?それと100人が100人転校生に優しさを向けるなんて思わない方がいいよ・・・」
私はバイトに向かうべく学校を出た
「何あれ・・・」
「気にしないで?吉武さん、相原さんっていつもあんな感じだから・・・」
「そうなんだ」
彼女の悪巧みにも気づかずに・・・
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