序
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序
楽器を弾き、歌唄う者が居た。 常に明き、清らなる者が居た。 正しい者には幸いを、
過
(
あやま
)
てる者には教えを授ける者が居た。 風を同志とし、軽やかに飛び回る者が居た。 己の身を削ることなく、優しさを与え続ける者が居た。 日向の光を抱く者が居た。 月の光を抱く者が居た。 彼ら、酒を大いに好み、
屡々
(
しばしば
)
竹林にて
清談
(
せいだん
)
を交わした。 そこはまるで、遠い銀と紫の世界のようであったという。
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