暗闇の学校

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机の中にある数学の課題を取って教室を出ようとしたその時、後ろから肩をつかまれたような気がした。 おそるおそる後ろを振り向くと誰もいなかった。 「なんだ、気のせいか…」 そう思った時、今度は腕をつかまれたような気がした。 僕はさすが恐怖を感じて急いで教室を出て、階段を降りた。 玄関にたどり着いて扉を開けようとしたが、鍵がかかっていて開かなかった。 「くそっ、なんだよ」 施錠を探してを動かしたが、扉はなぜか開かない。 「どうなってんだよ」 職員室に誰かいるかもしれないと思い、職員室に向かおうとしたその時、非常口の誘導灯の明かりの下に警備員の後ろ姿が見えた。
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