4 毎日が新婚旅行……なのか?

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「タカトラさ~ん、タカトラさん。 時間ですよう、早く起きて下さいよう」  眠たい目を擦り擦り、私は隣で眠る彼を揺り起こした。 「う……ん…わかってるよ、美咲。 おやすみ…ん」  うっすらと瞳を開けた彼は、幸せそうに微笑むと、再び眠りについてしまった。 「あ~もう。  全然分かってないじゃないですか!コラッ、起きなさいっ、起ーきーてー。 起きろったら起きろーーーッ!!!」 「………ウルサイな…」  ようやく起き上がった彼は、ムッスリと不機嫌な顔をして、私をジロリと睨み付けた。  うごっ。  怯みつつも、私だって負けてはいない。  ピンと背筋を伸ばすと毅然として言い放った。 「確かに。ゆうべ2件の接待をこなした貴方は、3時間しか睡眠が取れませんでした。  その上、貴方って人は…ゴニョゴニョ。  で す が!  今日は大事な約束があるから、きっかり7時には起こすようにと、執事の後藤田さんからキビシク仰せつかっていて___きゃっ」
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