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「捕獲・木」
「火玉!!」
「は!?ちょっ 防御・水!!」
防御魔法を使えたことには、驚いたが、やはり、学生が出した魔法。その強度は脆く、また、束縛魔法を掛けていたため魔法をモロにくらってしまう。
「うわぁ。この魔法でやられる生徒に負ける教師ってどうなの?」
「だな。だが、これは、半殺しならぬ、4分の1くらいだぞ。」
「細かい事は気にしなーい!てか、どうしてこんなことしたか聞かねぇとな。」
「はぁ。水玉」
この生徒Aに水をかけると、彼はむせてから、何するんだ!と怒ってきた。
「おい!何するんだ!俺は愛される存在なんだ!お前如きが縛って良い相手じゃ無いんだぞ!」
「うわ、何こいつ。見た目がマリモで、瓶底メガネって。リアルに王道の奴っているんだな……」
相変わらず生徒Aは五月蝿く、スサノオも変な事を呟いている。
「アッレー?君は確か、1年B組の青木 涼愛君だよね?」
いつの間にか入ってきたレイザが、そう呟くと、生徒A。改めて、青木 涼愛は嬉しそうにしていた。
「そうだぞ!お前俺の側に居ることを許可してやるから、さっさと助けろ!」
まさか、目上のものに対してまで、命令形とは……。こいつは結構な強者だな。
「アハッ!ボソ(こいつムカつくなぁ。やっぱ、殺しとこうかな)さてと、どうして、君は先生達を血塗れにしたの?」
「は?別にこいつらがちゃんと授業受けろだのうるさかったからに決まってるだろ!なんだ!?お前も俺を悪く言うのか!?お前らもさっさとこれほどけ!」
「うっせぇ。やっぱてめぇ寝てろ。水拳」
スサノオが殴ってくれたおかげで、ある程度静かになった。また、駆けつけた風紀委員の方々には、礼を言われた。どうやら、こいつは度々こうゆう事をしていたが証拠不十分だった事と、生徒会が保護していたため何も出来なかったらしい。
……だが、こんな奴に誑かされる奴らはいったいどんな奴だ?
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