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最初は大変だった。ちょっとでも敬語が出ると、強制的に音楽室に引っ張られていく。努力のかい?あって3ヶ月たってようやく裕ちゃんと普通に会話できるようになった。それなら私の「月島さん。」もやめてくれないかな?でもそれを言うと何倍にもなって返ってくるからやめておこう。
癪にさわるから代りに腕に絡みついてやった。
「うわぁ、いきなり?」
自転車を押していた裕ちゃんに絡み付いたのだから転けそうになっていた。
けど、流石は裕ちゃん。自転車をこかさずにしっかりと私を受け止めてくれた。
「ご機嫌なのか?」しばらくあるいて裕ちゃんが聞いてくる。
「なんで?」
「終始ニコニコだぞ。」
そんなの貴方と腕組んでいるからに決まってんじゃん。
なんて答えれたらどんなに楽なんだろうな。でもチキンな私は「なんでもない。」プイッとそっぽを向く。そうしないと顔が真っ赤で何を言われるかわからない。
。私の気持ち気づいてほしいな。
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