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炎の最上級の効果が付随。
これ、僕の世界の百円玉だったよね!?
そう思いつつその付随効果とやらについて、ラズに聞いてみる。
「ラズ、この付随効果ってどうやって使えばいいのかな」
「その効果を起動させる魔力を込めて願えば使えるな。付加された魔法は、手軽に使えるのが便利な反面、その魔法を固定するのが基本的に難しい。特に魔法が上級のものになればなるほど」
「そ、そうなんだ……この硬貨(コイン)は売らない方が良さそうだね。こんな魔法がついていると思わなかったし」
まさかこちらの世界に持ってきた、ただの100円玉にそのような効果が……そう僕が衝撃を受けつつそこで、
「こ、この服にも確か凄い効果がついていたね」
「そうだな。リトが着ているものから、はいているものまで全部何かしらの効果がついているみたいだったからな」
「うん、そして僕の持っている布類も……どうしよう、危険なものが多いのかな」
そんな強力な攻撃魔法とか、一般に流通させるには危険な代物である。
これでは旅の資金が……そう僕は思いつつ、それでももう少し魔法的な意味で弱い効果しかないものもあるかもしれない。
淡い希望を抱いた僕はラズに、
「ラズ、お願いがあるんだけれどいいかな?」
「? 何をだ」
「僕の持ち物……今着ている物以外の能力を全部調べて欲しいんだ。これから売るにしても何にしても、“性質”が分かっていないと困るから知りたいんだけれど、いいかな?」
「……分かった」
何となく残念そうに僕の服を見てから、ラズが答える。
あのラズの手で触られると何となく感じてしまうので、仕方がない。
そして調べて行った結果、次々と明らかになる凄い能力。
ボタン一つにまでこんな効果が、状態だ。
この世界の魔法って怖い、僕が地味に衝撃を受けているとそこでラズが、
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