2章 共有

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「係の人? それを俺に信じろと?」  怪しいぞ。いっそマイケルと同じようにコイツを突き飛ばして俺もここから出るか?  いや、リスクだけが大きすぎるか。ここはもう少し待つべきか。 「じゃあ、今回買ったハクトさんの人生について全部言い当てたら信じてくれますか?」 「言ってみろよ」  『ハクトさんの人生』とか言ってる時点でコイツは何らかの形でNLLに関係のある人なのだろうが、一応聞いてみるか。  どっかりとベッドに座り俺もこの人生に来た時のことを思い返した。
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